2016.11.19

木の調湿効果

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木の家の調湿効果ってどのくらいのものでしょうか。

今回はお風呂をリフォームさせて頂いたお客様のお家で簡単な安心調査を行いました。

木は十分な乾燥を施した上で現場に搬入、施工を行い、お客様のお家になります。

施工したばかりの段階では、木が家の形や環境に完全に定着していないため、通常よりも変化が大きいです。

山がすぐ近くにあり、湿度が高いこともあってお風呂の木が少しだけ膨らみました。

これは自然なことで全く心配はないのですが、この後ストーブの施工などもあるので、乾燥がどのように進むのか調査させて頂きました。

お客様も喜んで承諾してくださり、木に詳しいグリーンスマイルさんと協力して行いました。

 

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まずは湿気を吸い、少し膨らんだ木を触って度合いを感じます。

特に変化している部分はチェックしておきます。

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こちらが風呂場及び洗面脱衣所の気温と湿度です。

気温20.9度、湿度81%とかなり湿度が高いことがわかります。

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そしてお風呂場を調査対象として熱源としてストーブ、空調として扇風機を用いて

風呂場内部の温度を上昇させていきます。

常時換気を行いながら安全面には十分配慮して行っています。

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1時間事に温度と湿度をメモしながら行います。

そして5時間後。

温度34.4度(+13.5度)、湿度56%(-25%)です。

この短時間の実験で、しかも徐々に変わっていく温度と湿度のため木に変化はないと思われましたが、

大変驚くことに手で触れるとわずかに木の膨らみが小さくなっていることが明確に感じ取れました。

お客様にも触っていただき、体感して驚いていました。

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今回の調査が直接的な結果というわけでは決してありませんが、

これからお住まいになりながら冬にはストーブを使ったり、春先に段々と暖かくなっていく中で、

お客様の家の木はどのように変化していくのかな?という疑問に少し安心が持てたと思います。

ご協力ありがとうございました!!

 

人間と一緒で木も呼吸して生きています。

日々少しずつ、変化しています。

また、全く同じ木というのは存在しないように、動きも多少なりとも違います。

目に見えない分伝えにくいですが、住んでみるとすぐにわかる感覚。

この言葉で表現できない自然の気持ちよさが木の最大の魅力かもしれません。