2017.07.13

曜変天目茶碗at静嘉堂文庫

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曜変天目茶碗。
世界にたった三つしかなく、その三つすべてが日本にあり国宝に指定されている、という茶碗。(2009年に、中国で陶片が発見されましたがそれまで欠片すら見つかったことがなかったそうです。)
何時、誰がどうやって作ったのかも不明。多くの人がその再現を試みていますが未だ完全ではありません。
黒い釉の中に曜変と呼ばれる斑紋が宇宙に浮かぶ星のように見える幻の茶碗です。こう聞くだけで何だかわくわくしませんか?

私はそんな茶碗の一つ、藤田美術館所蔵の曜変天目茶碗を二年前にサントリー美術館で初めて見ました。本当に茶碗の中に小さな宇宙があるようで感動しました。それ以来ほかの茶碗もぜひ見てみたいとずっと思っていたのです。

そしてつい先日その機会を得ました。

静嘉堂文庫美術館での、珠玉の香合香炉展に出展されたのです。

 

 

 

 

 

 

それがこちら。
(写真は茶の湯展のパンフレットです。今回のパンフレットはモノクロだったので。)

実物は写真とは比較になりません。見る方向や、光の当て方で複雑に色合いが変化し、様々な表情を見せてくれます。

藤田美術館の物とはまた違う、でも期待以上の美しさでした。

 

こういうものを作れる技術がなぜなくなってしまったのか、その答えがわかる日が来るのでしょうか。

残る一つもぜひ見たいところですが、京都の大徳寺が所有していて一般公開は無いそうなので、なかなか難しいかもしれません。
何かの機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。

設計 伊藤