2017.08.21

サマーナイトミュージアム「宵の美」in 国立新美術館

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今夏、東京都立の博物館や美術館では、

サマーナイトミュージアム「宵の美」というキャッチフレーズで

金曜日の夜は開館し、夜の美術館を楽しむことを提案しました。

 

私は、まず夏期休暇前に国立西洋美術館に行ってきました。ブログ→

 

 

西洋美術館が昼とは違う見え方がして面白かったので、

夏期休暇に入ってから、今回は照明がきれいそうな美術館に行こうと思いました。

 

そこで、六本木にある「国立新美術館」。

ここは黒川紀章(1934-2007)と日本設計の共同設計です。

美術館もたくさん手がけていた黒川紀章が、

美術館の中では最後に設計したものです。

 

 

国立新美術館は2006年に竣工しました。

延べ床面積が49,834㎡と、大変大きな美術館です。

(国立西洋美術館は17,369㎡です。)

これは国内最大級の展示スペースだそうです。

 

建物全体は、外から見たときはそんなに大きさを感じませんでしたが、

中に入ってみると、とても大きかったです。

 

収蔵品はなく、常設展はやっていません。

この日は「ジャコメッティ展」と「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」が

企画展として開催されていました。

私は森美術館と共同で行っていた「サンシャワー展」に行きました。

 

 

期待の照明ですが、

照明デザイナーの岩井達弥がデザインしています。

 

展示室に面した通路は壁に埋め込まれた照明で、

照度を十分に確保しているため、天井にあるダウンライトがすごく少ないです。

そのせいか、光源のほうへ気持ちが集中するような感じがありました。

 

 

カフェとレストランがある逆円錐の上には、ドーナッツ型円盤の

大きなペンダントライトがぶら下がっています。

これも逆円錐のスペースの面白さを引き立たせている気がします。

 

 

外に向かっている照明は少なく、

中を照らす照明が外にもれている感じなのです。

なので、外から見たときは想像していたより煌々とはしていませんでしたが、

これがボンボリのような感じの上品な明かりになって、凄くきれいでした。

 

 

まず目に入るのは、波打っているファサードです。

全部がガラスなのできれいですし、

あまり建築では見ない形状なので新鮮で面白いです。

六本木から青山の流れを現しているそうです。

 

 

入口も特徴的で、円錐になっていて、入るのにワクワクします。

 

 

中に入ってみると、とても大きなアトリウム空間です!

 

 

アトリウムには2つの逆円錐があり、

上にはレストランとカフェがあります。

驚いたのが、この逆円錐の中に厨房が入っているとのこと。

中まで見てみたいです。

 

 

このアトリウムも見慣れない形ばかりです。

未来的で、おしゃれな宇宙船にいるような感覚になります。

 

 

けれど床と展示室に面した壁には木を使っています。

 

しかし展示室に入ると、すっきりとして何もない大空間です!

何もなく、白い空間というだけだからか、すごくきれいで、

かつ展示物が映えます。

 

 

共有スペースは斬新な造りで、展示スペースは落ち着いていて、

すごくギャップがあるけど、バランスが取れていて、

私にとって刺激をたくさん受ける建築でした。

 

 

企画展がどんどん変わっていく美術館なので、

今後もときどき来たいです。

まずは来月からの安藤忠雄展に行こうと思います。

 

安藤 海