2017.12.11

「安藤忠雄展-挑戦-」に行ってきました。

カテゴリ: タグ:, ,  投稿者:

9月から国立新美術館で建築家の安藤忠雄展が開催されていて、

ずっと行きたかったのに行けずに、

やっと行ってきました!

 

 

国立新美術館は黒川紀章の設計で国内最大級の展示空間があります。

詳しくは以前ブログに書きましたので見てください→

 

 

安藤忠雄は、

建築のことに興味がない人も知っている

超有名な建築家です。

この展示は安藤忠雄の展示会のなかで最大規模だそうです。

さらに、この日は安藤忠雄のギャラリートーク付きです!

ホントにこの日を楽しみにしてました。

 

行くならギャラリートークに合わせて行こうと決めていました。

 

今回の安藤忠雄展は、

国立新美術館の館長が以前淡路島に行った時に、
安藤忠雄の設計である本福寺の水御堂を見て感動したことから始まっていて、
国立新美術館の開館10周年の記念に企画されたようです。

 

安藤忠雄が独学で建築を学んだ時のスケッチから、
2019年に完成予定の作品の模型まで、
200点以上の作品が紹介されています。

 

まず中に入ると、初期のスケッチがあり、
隣には安藤忠雄の事務所の一角を再現したコーナーがあり、
そこがスタートでした。

 

写真を撮りたかったのですが、
撮影可能なところがほとんどなくて、写真は撮れてません…。

 

音声ガイドを借りましたが、
なんと安藤忠雄ご本人の解説でした!
これが最高。

 

次に奥に入ると、住宅のコーナーです。
『住吉の家』を始め、模型、スケッチ、図面がズラッと展示されています。
住宅は100戸以上手がけているそうです。

 

手描きの図面が素晴らしく、
建築家の展示会をいくつか見に行って毎回思いますが、
ホントに手描きの図面がきれい。
いろんな人の図面だけ集めた写真集みたいなの作ってほしい。

 

さらに奥に行くと、出ました!

『光の教会』の実寸大レプリカ!

これは、今回コンクリートで地下駐車場の上にしっかり作ったので、

[展示物]ではなく、国立新美術館の[増築]で申請を出して作った

そうです。

 

 

中に入ると、想像以上の空間でした。

真っ暗な中に自然光しかない状態です。

 

本物の光の教会は十字架と横のスリット部分にガラスが入っていますが、

安藤忠雄は当初からガラスを入れたくなかったそうです。

 

このレプリカにはガラスが入っていません。

確かにガラスが入っていないと利用者さんは大変かもしれませんが、

入っていないことで、

外の空気や光を直に感じて

二度と同じ状況はあり得ません。

 

 

安藤忠雄は光の教会のガラスをいつか取ろうと思っていたそうですが、

ここでやっと取ったものを作れたそうです。

「強く思えば叶うんだ」というような事も音声ガイドでいってました。

 

そして、また中に戻って、一番大きな展示会場に入ります。

主に公共建築です。

 

そのため、模型のボリュームが凄いです。

大きくて、精度も高い!

大学生とかの何人かのグループが6ヶ月かけて作っているそうです。

 

 

(↑何倍かの模型もたくさん置いてあります。)

 

ここの展示場には、

考えたけど実現しなかった計画案もいくつかありました。

最後の方は、

現在進行中のプロジェクトが展示されていました。

 

初期作品から徐々に見ていくので、

最後の方に行くにしたがい、

想いがとても重くなっていく感じがしました。

音声ガイダンスや展示物の横の解説を読んで何回かグッときました。

 

最後のブースには、

2000年頃から取り組んでる環境面での取り組みです。

 

大阪では桜、瀬戸内ではオリーブの植樹。

その他公共施設での壁面緑化など、

地球の事を考えた建築だそうです。

 

全部見終わったところで、ギャラリートークの会場に戻りました。

凄い人数です!

凄い人だけど前から2列目を確保!

 

 

安藤忠雄は私が中学生のころ初めて知った建築家で、

初めて憧れた建築家です。

その人が目と前にいるのに感動…。

 

この日は(株)ブランテックアソシエイトの大江匡との対談でした。

笑いを誘う話し方で、聞きやすく、

30分のトークでしたが、

いろんな話しが聞けてとても面白かったです。

 

音声ガイダンスでも、ギャラリートークでも

安藤忠雄がずっと言っていたのは、

「今までずっと前を向いて走ってきた。これからも走り続けます」

「みなさんも半年くらい死にものぐるいで頑張ってみてください」

という、

物凄くストレートで前向きな言葉で、

繰り返し言っていました。

 

今回の展示会では音声ガイドが一番印象的でした。

展示物の解説もしているのですが、

安藤忠雄の想いが凝縮されていて、

それをいろいろ語ってくれていて感動しました。

 

建築やデザインの勉強だけではなく、

仕事の取り組み方や日々の生き方、

いろんな事に勇気持って挑戦するべきだと教えてもらった展示会でした。

 

帰りに安藤忠雄展の本を買って、サインをもらいました。

 

 

全部で4時間かけて堪能した展示会で、

足はクタクタでしたが、

微笑みが止まらず、

六本木のイルミネーションを見て帰りました。

 

 

なお、ギャラリートークは、

展示室の一画で安藤忠雄がフリートークをするのですが、

1週間前くらいにホームページやツイッターで「○月○日○時から開催します」

という告知で知ることができます。

 

そして、たまに他の建築家との対談形式の時があります。

かなりの頻度で開催しているようです。

ただし、開催は12月18日までです。

 

 

 

安藤 海